2022.05.16 お金の教室
お金の教室№8 <投資信託の仕組み>「3×3のマス」で整理
投資信託は「3×3のマス」の詰め合わせ
投資信託とは複数の有価証券が入っている、いわば詰め合わせの箱です。有価証券は大きく分けて、株式・債券・REIT(リート/不動産賃貸に特化した法人が発行した株式のようなもの)の3種類です。
投資信託の目論見書(もくろみしょ/設計書のようなもの)には必ず、どういう方針で何を「箱」に入れるかが規定されています。 なお、投資信託協会が共通の分類を定め、どの投資信託にも必ず3つの区分が当てはめられています。これにより、その投資信託の方針が大まかに理解できます。
分類の3つめが「何の有価証券か」を示しています。大まかに、株式なのか債券なのかREITなのか、またはそれらのミックスなのか。
日本で6,000本以上もある投資信託ですが、この「何の」で整理すると以下のような「3×3=9のマス」で捉えることができることとなり、格段に理解しやすくなります。
自分の投資信託は9つのマスをどのように埋めているのか、それとも、あえて1つや2つのマスに集中させているのか――。そこに正解はなく、お客さまそれぞれの将来の目標額に向けた「必要利回り」の高さによって、その「作戦」が異なるのは当然なのです。
大切なことは、詰め合わせの「箱」を通じて「自分のお金がどこに行っているのか」、「自分は何のために何をしているのか」を明確にしておくということです。
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