あしぎんマネーデザイン

2022.03.11 お金の教室

お金の教室№3 お金の増殖力

「お金の増殖力」とは?

増やすのは思ったよりも大変。でも具体的にイメージすることは大切です。

「こんな預金金利ではお金は増えない」など、どうしても低金利がやり玉にあげられがちですが、もともとお金はそう簡単には増えてくれません。増やすためには利回りを高くするか、長い期間をかけるか、またはその両方が必要です。
100万円を200万円にしたい人は、もし20年の長期戦ができるならば年4%、もし「20年は長すぎる。10年で増やしたい」と思うなら年8%の運用利回りが必要という計算になります。それはつまり、「長期」での、預貯金ではない「資産運用」が必要だということを意味しています。

よって、本気でお金を増やそうと思うなら、預貯金の固定利回りによる「直線的に資産が増加することへの期待」という殻を破り、値動きという「資産価値の曲線による変動」を受け入れることが、どんな低リスクとされる投資信託商品でも必要です。
言い換えれば、「毎年の固定利回りでは無理でも『平均での4%』なら期待できるかも」と考え、「日々の値動き」という目先の損益にとらわれず、長期的視点のもと途中の価値変動を受け入れる、前向きな覚悟、発想の転換をするということです。 逆に今、「元本保証で(=直線的な運用利回りで)4%ですよ!」などという話があったら、それはほぼ間違いなく金融詐欺だと疑うべきです。

曲線を受け入れ、「結果的に、後から振り返ったら年4%と同じことだった」ということはあり得ることです。
途中のストレスを受け入れる代わりに、「後から振り返った時に、預金等より良い結果」というものを手に入れるという行為こそ、資産運用です。

  • 出典:日興アセットマネジメント「ラクによめる楽読Basics(ラクヨミベーシック)」
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