お金の教室№22「経済は右肩上がり」という信念
下のグラフは、大きく2つのことを教えてくれています。
①世界の経済成長と世界の株価は、長期で見れば面白いほどリンクしている
ということは、世界が少しずつでも前進すると信じることができるのなら、世界の株式を買って放っておけばいいのではないでしょうか。
②経済成長と株価の関係性(「リンクしている」ということ)は時に壊れることがある
2000年のITバブル期のように、株価だけが上に行き過ぎることもあれば、2008年のリーマン・ショック時のように、実体経済より株価が下がってしまうこともあります。しかしやがては、本来あるべきところに回帰するはずです。信念を持って、日々変動し続ける金融市場の中に居続けることが大切です。
GDP:1988年~2025年(予測)、世界株価指数:1987年12月末~2020年12月末
世界株価指数はMSCI ACワールド指数(配当込、米ドルベース)
※IMF「World Economic Outlook Database, October2020」および信頼できると判断したデータをもとに日興アセットマネジメントが作成
※グラフ・データは過去のものおよび予測であり、将来の運用成果等を保証するものではありません。
長期投資を前提とした投資信託を持つという事は、こうした「楽観的過ぎる」と叱られそうな、ある意味達観した考え方でもよいのではないでしょうか。
私たちに「もっと豊かになりたい」という欲望がある限り、企業はその欲望をビジネスに変えて応えようと頑張りますし、うまく応えられない企業は淘汰されるため、やはり経済は右肩上がりで推移するはずなのです。
上記を理由に、企業活動の総体である経済は、年々大きくなっていくのが道理です。それならば、その企業価値を反映するはずの株価も、長期で見れば上がっていくのが自然です。
一方で、目の前の株式市場などの「マーケット」は、そんな悠長な考えの人ばかりでなく、鵜の目鷹の目の人たちも数多く参加しており、日々色々な理由をつけては売買を仕掛けてきます。しかし投資信託を使った資産運用をする人たちは、その人たちとは違うものを見ているべきだと考えるのです。
- 出典:日興アセットマネジメント「ラクによめる楽読Basics(ラクヨミベーシック)」
- 本お知らせは、あしぎんマネーデザインが投資信託の仕組みについてお伝えすること等を目的として作成したものであり、特定商品の勧誘資料ではありません。なお、掲載している見解は当コラム作成時点のものであり、将来の市場環境の変動等を保証するものではありません。
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